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川崎医科大学大学院 山岸 智子
(平成28年度 受賞者)
このたびは、平成28年度川崎医学・医療福祉学振興会助成を賜り、誠にありがとうございました。私は、今年大学院に入学したばかりで、実験経験の浅い大学院生に研究助成という形でチャンスを与えて下さいました選考委員の先生方および、関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。
エクソソームとは、直径が30-100nmの分泌小胞体であり内部に機能性タンパク質、mRNA、およびmicroRNAを含んでいます。細胞間伝達物質として働くことで、腫瘍増殖や血管新生、治療抵抗性に関係すると言われ、さらにエクソソームは生体内において血液、尿、および胸腹水にも存在するため、近年はリキッドバイオプシーとしての有用性も期待されています。胸膜中脾腫は初診時に約半数の症例において胸水貯留を認めることから、体液中のエクソソームを同定することにより早期診断に応用することが出来るのではないか、と考え、これまで基礎研究での報告もほぼないことから、本テーマを研究内容としました。
そして、研究を進めていく上で何とか研究資金を集めることは出来ないか、と模索したところ、貴財団の研究助成に出会いました。多くの研究助成財団が大学院生などの学生を対象除外としているなか、研究初心者でも採用して下さる貴財団の門戸の広さには本当に感謝すると共に、採択された時には自信を頂きました。この研究で得られた成果をさらなる研究に発展させ、医学に還元できるよう、今後も日々努力していきたいと思います。
[平成29年9月26日掲載]
平成24年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
国際 | 小田桐 早苗 | 川崎医療福祉大学 |
教育 | 原 裕一 | 川崎医科大学 |
教育 | 長洲 一 | 川崎医科大学 |
教育 | 大植 祥弘 | 川崎医科大学 |
教育 | 李 順姫 | 川崎医科大学 |
教育 | 溝手 雄 | 岡山大学大学院 |
教育 | 藤野 雅広 | 川崎医療福祉大学 |
平成23年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 西村 広健 | 川崎医科大学 |
国際 | 清蔭 恵美 | 川崎医科大学 |
教育 | 山内 明 | 川崎医科大学 |
教育 | 俵本 和仁 | 川崎医科大学 |
地域 | 正木 久男 | 川崎医科大学 |
教育 | 青木 淳哉 | 川崎医科大学 |
地域 | 下屋 浩一郎 | 川崎医科大学 |
平成22年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 三好 智子 | 岡山大学病院 |
教育 | 小野 淳一 | 川崎医科大学 |
教育 | 岡本 威明 | 川崎医科大学 |
教育 | 矢作 綾野 | 川崎医科大学 |
教育 | 橋本 美香 | 川崎医療短期大学 |
平成21年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 脇本 敏裕 | 川崎医療福祉大学 |
教育 | 熊谷 直子 | 川崎医科大学 |
教育 | 三上 史哲 | 川崎医療福祉大学 |
教育 | 河井 まりこ | 岡山大学大学院 |
平成20年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 横山 光彦 | 川崎医科大学 |
教育 | 芝﨑 謙作 | 川崎医科大学 |
教育 | 田中 俊昭 | 川崎医科大学附属川崎病院 |
教育 | 平田 あずみ | 岡山大学大学院 |
平成19年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
国際 | 片岡 則之 | 川崎医療福祉大学 |
教育 | 茅野 功 | 川崎医療福祉大学 |
教育 | 前田 恵 | 川崎医科大学 |
教育 | 永坂 岳司 | 岡山大学大学院 |
平成18年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 宮地 禎幸 | 川崎医科大学 |
教育 | 眞部 紀明 | 川崎医科大学 |
教育 | 平林 葉子 | 川崎医科大学大学院 |
教育 | 前島 伸一郎 | 川崎医科大学附属川崎病院 |
平成17年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 渡辺 洋子 | 川崎医科大学 |
教育 | 寳迫 睦美 | 岡山大学大学院 |
教育 | 美藤 純弘 | 岡山大学大学院 |
教育 | 稲垣 幸代 | 岡山大学大学院 |
平成16年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 橋本 謙 | 川崎医科大学 |
国際 | 辻 修平 | 川崎医科大学 |
平成15年度
受賞部門 | 氏名 | 所属 |
教育 | 三浦 孝仁 | 岡山大学 |