受賞者寄稿文

川崎医療福祉大学　松生　香里
（令和6年度　受賞者）

第37回日本トレーニング科学会大会開催と卒業生のチームワーク

　2024年11月2日（土）、3日（日）、「第37回日本トレーニング科学会大会」を無事に終えることができました。学会大会開催にあたり、令和6年度公益財団法人川崎医学・医療福祉学振興会の「教育研究機関及び地域社会との連携・交流助成」をいただき、大変感謝しております。椿原彰夫理事長をはじめ、審査に関わってくださいましたご関係のみなさまに厚く御礼申し上げます。
　本学会大会開催の１年前より、大会のテーマとプログラム作成について、学会本部と第37回大会事務局と連携とりながら準備してまいりました。学会のテーマは、学会大会の開催経験が豊富な小野寺昇先生（第37回大会顧問）と相談し、「トレーニング科学のメカニズムを求めて」といたしました。このテーマには、「トレーニング科学」という分野において、県内外問わず、全国各地の運動指導の現場で働いている者、また、研究機関でメカニズムを明らかにすべく研究活動を志している者との現場と研究の連携をはかるという意味も込めました。
　前日の準備から11月2日（土）までは大雨でしたが、3日（日）には快晴となり、事前登録者のおよそ2倍の方々がご参加くださいました。また、現場運営のサポートスタッフには、本学教員10名、健康体育学科を卒業し、教育・研究機関に勤務している１期生〜30期生が集結し、ご協力いただきました。お借りしていた食堂のスペースに、小野寺先生のコーヒーコーナーを儲けたことが、参加者のみなさまからは、大変好評で、ディスカッションスペースとして、有効に利活用いただきました。一般演題47演題、大会長講演、教育講演、シンポジウム3演題、卒業生も発表していただき、同窓会のような雰囲気も加わり、盛大に終えることができました。「トレーニング科学のメカニズムを求めて」現場研究から基礎研究まで交流できたことは、今後の糧にしていきたいと考えております。
　最後になりましたが、第37回日本トレーニング科学会大会が盛大に開催できたこと、助成をいただきました、貴財団の関係者の皆様方に、心より御礼申し上げるとともに、ますますのご発展を願っております。

［令和7年4月1日掲載］