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受賞者寄稿文

川崎医科大学総合医療センター 石橋 直大
(令和2年度 受賞者)


特定行為実践看護師シンポジウム in Kawasakiを開催して


 この度は公益財団法人川崎医学・医療福祉学振興会地域連携・交流助成を賜り、誠にありがとうございました。選考委員会の先生方および、関係者の皆様に深謝いたします。
 2017年に川崎学園は、特定行為研修の指定機関として岡山県で初めて認可され、研修を開始しました。川崎医科大学附属病院では5名、川崎医科大学総合医療センターでは16名の特定行為実践看護師が活動を行っています。日々活動する中で新たな問題や課題が発生し、委員会やグループワーク等を行い問題解決、調整を図ってまいりました。
 今回のシンポジウムでは、2017年から2020年までの川崎学園内での特定行為実践を振りかえると共に他院の研修修了者と情報共有したいと考えました。また教育講演を行う事で研修修了者へのフォローアップも含めたいと企画いたしました。感染対策を考慮し、WEB配信も行うハイブリッド開催とし、80名(会場40名、WEB40名)の参加者を迎え、無事に2020年10月31日に開催することができました。
 教育講演では、「特定行為実践ナースが知っておくべき臨床推論 ~考えることを考える~」神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科 川上大裕先生から臨床推論を分かりやすく話していただきました。直観的思考と分析的アプローチを試みることにより状態把握することが可能となります。病状の範囲外と判断した場合の報告は、SBAR(状況、背景、評価、推奨)で話すことを講演いただき、改めて普段の業務から意識しながら実践することが大切であると感じました。また特定行為別教育講演として、「特定行為としての気道管理~麻酔科医の立場より~」麻酔・集中治療科大橋一郎先生と「特定行為 陰圧閉鎖療法 ~当科の創傷管理について~」形成外科徳岡晋太郎先生から講演いただきました。安全に実践することの大切さと実践するなかで学ぶべきことが多いと感じました。シンポジウム参加者からも日々の看護場面でも生かしていける内容であったと好評でした。
 シンポジウムでは、栄養・水分管理領域、クリティカル領域、創傷・ろう孔管理領域の3つの領域から発表を行い、会場・WEB参加者とディスカッションすることが出来ました。特定行為研修修了者の活動を聞き、それぞれ刺激を受け、今後の活動の励みとすることができたと感じています。
 本企画に助成をいただいたことで、教育講演も行う事ができるようになりました。改めて深く感謝申し上げます。今回のようなシンポジウムの定期開催、在宅での実践看護師の活動や看護管理者に向けた内容などのセミナー開催を希望するなど多岐に亘る企画のご意見をいただいておりますので、継続して地域連携・交流に寄与できるよう精進してまいりたいと存じます。

[令和3年4月1日掲載]

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